【禁煙の失敗率が高い理由】なぜ禁煙することが難しいのか?
「禁煙」たばこを吸う人は一度は考えたことがあると思います。 「さあ、始めるぞ!」と意気込んで始めても、何故か失敗してしまいますよね。最初の強い意志が、いつの間にか消えてしまうことがよくあります。 今回はそんな「禁煙」についての失敗の原因をいくつかのパターンに分けて紹介していきます。
禁煙の失敗率が高い理由
禁煙に失敗してしまうパターンを大きく分けるとこのようになります。
・周囲の人からたばこを勧められる。 ・たばこを吸っている人の姿を見て、羨ましく思ってしまう。 ・ニコチンパッチなどの代用品を使ってしまう。
では、失敗のパターンをみたところで、具体的な理由を考えていきましょう。
周囲の人からの誘惑「1本だけなら大丈夫だよ」
おそらく、禁煙の失敗の理由のほとんどがこれでしょう。 喫煙者は、禁煙に挑戦している人に対して何故か「1本吸わない?」とたばこを勧めてきます。
では、何故こんなことをしてくるのでしょうか?
理由を述べますと、喫煙者側から禁煙している人を見ると、羨ましく見えるからです。そして、喫煙者自身が禁煙できていないことを、悔しいと感じているためです。
つまり、禁煙に挑戦している人に対して、失敗させようという感情が働いているためです。
だから、普段はたばこを勧めてくることはないのに、禁煙に挑戦している人を見つけると、「1本だけなら大丈夫だよ。」と勧めてくるわけです。
「1本吸ったら」禁煙に失敗してしまうということを知っている上で、いってくるのです。
この悪魔の囁きに惑わされてしまうと、また、たばこの生活へと逆戻りです。
ですから、この囁きに惑わされることなく、きっぱりと断る心を持ち続けてくださいね。
たばこを吸っている人の姿を見て羨ましく見えてしまう
禁煙中、仕事の飲み会の席や、食後に美味しそうに一服している人の姿を見ていると、
「ああ、旨そうだな、羨ましいな」と感じてしまうことがありませんか?
また、たばこの臭いがすると、「ああ、またたばこが吸いたいな。」と思うのです。
これは、禁煙中であっても、「脳がニコチンを欲している」からです。
ですので、禁煙をやったことのある全ての人が感じたことなのです。あなただけが感じることではありません。
でも、ちゃんとした方法で禁煙すると、 「喫煙者は、一生たばこを吸い続けるかわいそうな中毒者だ」と思えるようになるのです。
麻薬中毒者を羨ましく思わないでしょう?
それと同じで、羨ましいことなんて無いのです。
そう思えることができたなら、禁煙なんて簡単なものです。
代用品を使って、禁煙に失敗
禁煙外来を受診すれば、ニコチンパッチやニコチンガムなどの代用品を購入することができます。
これで、だいたいの人が禁煙に成功しています。
しかし、半年後には約半数の人が、喫煙者に戻ってしまうのです。
せっかく禁煙に成功したのに、今度は、ニコチンガムなどの代用品の中毒になってしまったという人もいるのです。
つまり、代用品を使って禁煙に成功しても、また喫煙者に戻る可能性が高いということです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?禁煙を成功させるには、たばこの洗脳から脱することが大切です。
禁煙をしようかなと考えている方は参考にしてみてください。